スポーツのケガについて

スポーツのケガについて

突発的なケガは予防のしようがありませんが、スポーツのケガや故障の原因は、ウォーミングアップとクールダウンの不足である場合がほとんどです。
こういったケガや故障は、ほんの少しの心がけで防ぐことができます。

当接骨院は施術だけではなくアフターケアにも力を入れています。スポーツをする前後のウォーミングアップとクールダウンの方法や、ご自宅で行っていただくストレッチなど、それぞれのスポーツ特性にあわせたメンテナンス法も積極的にお伝えしています。
もちろん、トレーニングや練習、フォームに関してのアドバイスなどもいたします。

こどものスポーツのケガ

幼少期のスポーツ

幼少期のスポーツ

まずは、がんばりすぎないでください。
幼児期や、小学校低学年くらいのスポーツは「遊び感覚」がほとんどだと思いますが、時折、低学年から選手を目指してハードワークを行ってしまうお子さんがいます。骨や軟骨の発達が十分でないうちにハードな練習を続けると、かかとや股関節などに関節の痛みが出てしまう場合があります。

度を過ぎたハードワークは将来の成長障害へとつながりかねません。この時期は、柔軟性を身につけさせること、スポーツを楽しむことを目的とするのが一番です。

成長期のスポーツ

成長期のスポーツ

健全な心身の成長の為に、まずはスポーツを楽しんでください。
お子さんにとってのスポーツは、将来プロのアスリートを目指すよりも、まず「健全な成長」を促すために必要なことの一つです。
遊び感覚でスポーツをすることによって、バランス感覚や柔軟性、筋力を身につけ、スポーツの楽しさを知るという意義があります。

中学~高校生になると競技としての側面が強くなりますが、成長期段階でのオーバーワークには特に注意してください。

成長期のスポーツで
気をつけること

成長段階の特徴的な故障がたくさんあります。クールダウンをしっかりと行ってください。
小学校高学年~中学校あたりのいわゆる「第二次性徴」が起こる年代のお子さんには、特徴的な故障が起こりやすい時期です。特にひざが故障しやすく、オスグッド病と呼ばれる成長痛や、分離症やすべり症といった腰椎の疲労骨折に発展することもあります。

これらは部活などで痛みを感じながらも毎日同じ運動を繰り返すことによって起こります。柔軟性が不足しているお子さんは特にリスクが高くなりますので、運動後の関節のアイシングや、前後の柔軟体操をしっかりと行うことで予防をすることができます。

学生(青年期)のスポーツで
気をつけること

疲労骨折やオーバーワークに陥りがちな青年期は「くせ」を直すことも重要です。
選手として立派に活躍する方が増えてくる高校生~大学生の時期では、外傷性のケガというよりも、日々の練習の衝撃が蓄積して、疲労骨折を起こすことがとても多くなります。
慢性的に痛む疲労骨折は、レントゲン等の画像診断では見つけづらく、腫れや熱感・痛みなど、実際の症状を鑑みて治療を行う必要が出てきます。

また、学生さんに限ったお話ではありませんが、誤ったフォームや、動きにくせがついていると、それが故障の原因となることもあります。

おとなのスポーツのケガ

成年期のスポーツ

成年期のスポーツ

ダメージを残さないスポーツで、日頃のストレスを思いっきり発散!
社会人が行うスポーツの意義は、なによりも仕事の忙しさや、人間関係でのストレスを発散できることです。また、健康維持にもとても役立ちます。ですが、若いころよりも無理がきかず、よりダイレクトに身体に悪い影響を及ぼすこともあります。
しっかりと運動前や運動後のケアを行うことが大切です。

社会人のスポーツ

社会人のスポーツ

体力が落ちたことを自覚して、決して無理をしないでください。
30歳前後から、体力はピークを過ぎて、ゆるやかに落ちてきます。
スポーツの機会も減ってきているその世代の皆さんは、自分の体力を過信している場合が多く、油断が生じて大ケガを起こすことがあります。
また、柔軟性が減ってくるので、アキレス腱の断裂や肉離れなどの筋肉系の故障が増えてきます。

ウォームアップとクールダウンがますます必要となる年頃ですが、怠ってしまう人も非常に多いことが特徴です。スポーツの後のおいしいビール!の前に、しっかりとストレッチや整理体操を行い、運動のダメージを身体に残さないように注意してください。

高齢者のスポーツ

高齢者のスポーツ

「動かない」が「動けない」に変わる前に、筋力の維持を考えましょう!
高齢者の方は、じっと動かないでいると、筋力が衰え、ますます痛みが増して、ついには動けなくなってしまうことがあります。動かないままでいると、筋肉や骨がどんどんと痩せていきます。痛みを早いうちに治療し、少しでも運動を続けられる状態を維持していくことが大切です。

施術方法について

こどものスポーツで生じた
トラブルの施術には

施術はもちろん、ご両親や指導者の方に正しい知識を持っていただくことを心がけています。
痛む部分を治すことや、ご自宅でできるストレッチを指導することは当然のことですが、何よりもスポーツのケガをしたお子さんに必要なのは「休息」です。
そのまま同じ運動を続けていると大人になっても残る変形にもつながるため、十分な休息をとることを、お子さん本人だけではなく、ご両親や指導者の方にも正しい知識を持っていただけるよう、お話をさせていただいております。
全員がバレーや野球、陸上などの選手経験を持っておりますので、学生の皆さんには、身体の構造から導き出される正しいフォームのアドバイスもいたします。

おとなのスポーツで生じた
トラブルの施術には

社会人の皆さんには、フォームやトレーニング、ストレッチの指導など、身体に運動のダメージが残らないようなアドバイスをいたします。
ご高齢の方で、痛みが出ていて動けない場合は通常の痛みを取る施術のほか、「メディカルダイエット」と呼ばれる特殊な施術を行います。
アスリートがトレーニングできない期間に筋力を維持するために使用するEMSマシンで大腿部(ふともも)などの筋力を増強し、まず動ける筋力を手に入れられるようサポートいたします。